商売繁盛のポイント
  
  
  第1回…「業績改善の特効薬 第1段階」
   最大手ハンバーガーチェーン店の業績改善がよくニュースや新聞に取り上げられているのでその事実はご存知だと思いますが、内容については皆様、ご理解されてますでしょうか?
  
  
 手法を大きく分けると、3ステップに分かれます。
  
  - 既存の商品・サービスで悪いところを改善する
 
  - 既存の商品群(ハンバーガー)でさらに客層を広げる
 
  - 既存の商品ではないものを導入し、客層を広げる
 
  
  
  
という3ステップになります。これを具体的に書きますと、
  
  - 作り置きせずに、注文を頂いてからすぐにハンバーガーを作りお客様を待たせないようなシステムを導入(都会をメインにした立地のファーストフード店がお客様を待たせると他に行かれる)
 
  - さらにハンバーガーを買って頂くために、えびフィレオの導入や深夜営業導入
 
  - 午後2時から5時の間、どうしてもハンバーガーを食べて頂きづらい時間帯もお客様に利用して頂くためのCafe化
 
  
  
  
 今回はこの1.について着目していきます。この1.をもっと具体的にイメージするために、上記3ステップを以下のように書き換えます。
  
  - 1番メインの時間帯=自店のメイン客層
 
  - それ以外に利用して頂ける時間帯=自店の準メイン客層
 
  - 今までほとんど利用して頂けなかった時間帯=自店の新客層
 
  
  
  
   つまり、最大手ハンバーガーチェーン店でも、業績改善のためには、まずはメイン客層に向けての自店の商品やサービスなどの改善であるということです。
   よく業績改善のためには、“長所を伸ばせ”という意見もありますが、その長所が他のお店が全く追随できないレベルまで伸ばさない限りは、このモノ余り時代においては、自店にとって代わる存在が非常に多いので、ちょっとしたことでお客様に浮気されてしまうのです。
   ですので、よほど特別な商品やサービスを提供されておられない限りは、業績が少し芳しくなくなってきた場合は、まずは自店のチェックをしてみて下さい。
  
  
【チェック・ポイント】…これらをチェックして改善することが特効薬
  
  - 自店が商圏立地で求められていることを見失っていないか
  (オススメと違う商品?スピード?丁寧さ?親身さ?安らぎ?) 
  - 自店の勝手な都合で今までのメニューや品揃えを替えていないか
  (特に自店の一番商品である看板メニューやサービス) 
  - 今まで丁寧に応対していたのに、ちょっと繁盛してきからといって、
  既存のお客様への応対がないがしろになっていないか 
  
  
  
    などなど他にもありますが、とにかく一番気を付けた方がいいのは、
    “常連さん(特にオープンからの)”が来られなくなっていないかです。
    
  次回は一番商品や商品・サービスとは?という切り口で掲載させていただきます。
  
   
  
 
 
  「商売繁盛のポイント」のコーナーを執筆させていただきます経営コンサルタントの良元(ヨシモト)です。なるべくこのHPをご覧になられると思われる業種様の役に立つ話や、よく間違ってしまいがちな話などをおりまぜていきますので、ご自身の業種やお店に置き換えて活用していただければと存じます。
         なお、ご質問などございましたら、このHPの「お問い合わせ」のメールなどでご質問いただきましたら幸いです。
        
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